公益社団法人 前橋市医師会

高齢者の眼疾患

2017年03月31日掲載
岸 章治(前橋市医師会)監修

高齢者の代表的な眼疾患は「白内障」と「緑内障」で、最近は「加齢黄斑変性」も増えてきました。
白内障は水晶体に曇りが入った状態。
「外に出るとまぶしい」「見づらい」「ピントが近くなった」などの症状が出ます。
手術で水晶体を人工レンズに交換します。
強度近視や遠視の人は眼内レンズの度を調整することでそれらを軽減することができます。 緑内障は視野が欠けてくる病気。
40歳以上では50人に3人程度で起こります。
視野欠損は進行しないと自覚できず、眼底検査で発見されることが多いです。
失った視野は回復せず、進行を防ぐために点眼薬で治療。
治療は一生続けなければなりません。
加齢黄斑変性はこの20から30年で急増。
網膜の中心の黄斑に老廃物がたまり、病的な血管組織が増殖し中心が見えなくなります。
新生血管を抑制する薬を眼の中に注射します。
注射は毎月あるいは間隔をあけて継続的にしなければなりません。
薬価が高いのが問題になっています。