公益社団法人 前橋市医師会

頭しらみ

2010年08月01日掲載
工藤 隆弘(前橋市医師会)監修

頭しらみとは体長2~4mmのアタマジラミが頭髪に寄生する皮膚病です。幼稚園・小学校でときどき集団発生しています。直接髪が触れることだけではな く、帽子・タオル・ヘアブラシ・枕カバー・シーツ・ぬいぐるみなどを介して感染しますので、それらの共用は避けましょう。また、熱湯消毒(60℃前後で約 10分間)か乾燥機に入れるなどをお勧めします。治療にはフェノトリン含有シャンプーを使用します。頭髪に白点状に固着する卵はハサミで髪と共に切るか、 くしですいて取り除きます。頭しらみは不潔だから感染するというわけではなく、誰でも感染する可能性がありますので、いじめの対象とならないよう配慮が必 要です。また、治療を始めれば学校を休む必要はありません。ただ、周囲への感染の可能性が隠れている場合がありますので、発生した場合には学校と速やかに 連絡を取り、協力して予防・治療に当たる必要があります。
頭しらみに感染したかどうか不安な場合は、患児だけでなく家族も一緒に専門医の診察を受け、同時に治療を始めることが大切です。