公益社団法人 前橋市医師会

薬剤使用過多による頭痛

2017年01月31日掲載
小野 顕人(前橋市医師会)監修

一般的な頭痛の原因には筋緊張性頭痛、片頭痛があります。
筋緊張性頭痛は肩こりが原因で、片頭痛は頭の中の血管が広がり周りを圧迫して起こるもの。
このような場合、痛み止めに頼りすぎると原因を放置したまま痛みだけ取る形に。
痛み止め自体の副作用で胃を傷付け、腹痛や胃潰瘍の原因となることもあります。

痛みに対する不安で痛みが来ないか気になり、少ない痛みにも敏感になり、
ますます痛み止めに頼る、という悪循環、これが薬剤使用過多による頭痛と呼ばれる現象です。
これを回避するには頭痛のタイプごとに適切な薬を用いることです。
肩こりを治すために筋弛緩薬を使う、片頭痛には専用の痛み止めを用いることで原因を除去でき、
通常の痛み止めの使用頻度を下げることができます。
痛み止めはあくまで痛みを一時的に抑えるための薬。
頭痛に限らず原因を突き止め除去することが重要です。
病院で受診し原因を突き止めるようにしましょう。