公益社団法人 前橋市医師会

膝の関節痛について

2015年04月01日掲載
小泉 裕之(前橋医師会)監修

高齢者の膝関節痛の原因で最も多いのは変形性関節症です。これは加齢により膝関節の軟骨がすり減り、骨の変形を起こす疾患。初期は動き始めに痛みを感じます。飲み薬や塗り薬、湿布、関節内注射などの薬物療法と、サポーターや足底板などの装具療法があります。また、太ももの筋肉を鍛える、膝の曲げ伸ばしをするなどの訓練による運動療法もあります。

子どもや若年者の膝関節痛はスポーツ活動での発症が多くみられます。けがによる膝関節痛には骨折や靭帯損傷、半月板損傷などが、使い過ぎによる膝関節痛にはジャンパー膝などのスポーツ障害が挙げられます。けがは放置すると変形性膝関節症になることがあるため、早期診断と適切な治療が大切。スポーツ障害は柔軟性が低下すると発症しやすいため、ストレッチで予防します。運動療法やストレッチは正しいやり方で行うことが重要です。膝の関節痛でお困りの場合はお近くの整形外科にご相談ください。