公益社団法人 前橋市医師会

肝臓病

2016年03月31日掲載
橋爪 洋明(前橋市医師会)監修

肝臓はお腹の右上の位置にあります。体に必要な栄養素や血液の成分を合成し、有害になる毒素の分解などの役割を担う臓器です。肝臓病の一つに、肝臓に炎症を起こす肝炎があります。放置すると肝臓が硬くなり、本来の機能を十分に発揮できなくなって、ときに命に関わる肝硬変という病態に進行。肝臓がん発生の危険性も高まります。

肝炎の原因はさまざま。近年特に問題となっているものに、B型・C型肝炎ウイルスなどによるウイルス性肝炎やお酒の飲み過ぎによるアルコール性肝炎、肥満やメタボなどによる非アルコール性脂肪性肝炎があります。治療の進歩で、B型・C型肝炎ウイルスは、薬で進行を抑える、あるいはウイルスを排除できるようになりました。適切なお酒の飲み方や食事・運動習慣の見直しでも肝炎の改善が期待できます。肝機能異常を指摘されたら、かかりつけ医や専門医への相談をお勧めします。