公益社団法人 前橋市医師会

緑内障について

2011年04月01日掲載
得居 賢二(前橋市医師会)監修

緑内障は自分では気が付かないうちに視野が狭くなっていき、進行すると失明の危険がある病気です。最近の調査では日本人の中途失明の第1位が緑内障でした。40歳以上の日本人の約20人に1人の割合とされ、年齢が上がるにしたがって増えてきます。
緑内障は眼球の内圧(眼圧)と視神経の丈夫さのバランスが崩れて起こります。以前は眼圧が高いために視神経が圧迫されて障害される病気だとされていまし たが、実は日本人の緑内障患者の大半は眼圧が正常範囲にある緑内障です。適切な眼圧は人それぞれで、眼圧が正常範囲でも視神経の構造が弱ければ緑内障に なってしまいます。
治療は、眼圧が正常範囲の人であっても眼圧を下げることが中心です。点眼薬、内服薬、レーザー治療、手術などにより眼圧を下降させます。特に点眼薬は最近効果があるものがたくさん出てきています。
緑内障は早く見つけて適切な治療を行うことが大切です。自分で視野欠損を感じるころには病気がかなり進行してしまっていますので、40歳を過ぎたら1年に1回は眼科検診を受けてください。