公益社団法人 前橋市医師会

爪白癬(爪の水虫)

2017年06月30日掲載
太田 美つ子(前橋市医師会)監修

爪白癬(爪の水虫)は、白癬菌(カビ)が爪に入りこむことで引き起こされます。
長い間、足の水虫を放置し、治療が不十分であると菌が足から爪に入り、爪の先端や脇の部分が白色、黄色に変化し爪が厚くなってきます。
爪を削るともろく、ボロボロと細かい爪の破片が取れます。
痛みやかゆみはありませんが、放置すると爪が変形し靴や靴下に当たり、皮膚に食い込むと痛みが出ます。
爪白癬の診断は、爪先端の厚くなった部分をメスで削り、顕微鏡で白癬菌を検出します。
爪は硬いため、塗り薬だけでは爪の中の菌まで薬の効果が行き渡らないこともあり、飲み薬がよく使われます。
テルビナフィン、イトラコナゾールなど殺菌作用を持つ薬剤を3から6カ月間服用します。
最近では、爪白癬に効能効果のある外用薬が登場。
かなり有効であると報告されています。
爪白癬は、家族や他人にも感染します。
スリッパやサンダルの共有を避け、足拭きマットは別にしましょう。
爪白癬の疑いがある場合は、専門医の受診をお薦めします。