公益社団法人 前橋市医師会

機能性ディスペプシアってどんな病気?

2016年11月30日掲載
飯塚 春尚(前橋市医師会)監修

この病気の症状は、胃の痛みや食後のもたれ感、お腹の張り、食事してすぐにお腹がいっぱいになるような感じなどありふれたもの。耳慣れない病名とは裏腹に、4人に1人はこの病気ともいわれています。医療機関では、がんや胃潰瘍、逆流性食道炎、胆石、膵炎などを、血液検査・腹部超音波・内視鏡などで診断しますが、それらで異常がなかったとき「機能性ディスペプシア」という診断がつきます。

原因はストレスなどの心理的な要因や不規則な生活など。そのため、治療には胃薬・胃腸運動機能改善薬だけでなく抗不安薬なども使用します。また、生活習慣の改善や医師との信頼関係構築で症状が軽快することも。初めに挙げた症状が当てはまるなと感じたら、機能性ディスペプシアかもしれませんが、がんなどの重大な疾患が隠れていることも。自分で判断せず、医療機関に受診してきちんと検査を受けてください。