公益社団法人 前橋市医師会

小児の感染性胃腸炎

2015年11月30日掲載
中嶋 直樹(前橋市医師会)監修

冬になるとロタウイルスやノロウイルスなどを原因とした感染性胃腸炎がはやりますが、嘔吐(おうと)や下痢を繰り返すことによる脱水に対して、最近では経口補水療法(ORT)と言う治療が行われています。

このときに用いられる経口補水液としてはナトリウム濃度が高く、低浸透圧のものがおすすめ。市販されている物としてはアクアライトやOS-1というものがありますが、自宅でも水と砂糖と塩で作ることが可能です。

最初は一度にたくさん飲ませず、スプーンなどで一口ずつ飲ませます。吐かないようであれば、徐々に量と回数を増やしていきます。ただし、病初期には腸の動きが悪いため、吐き気があったり、飲んでも嘔吐を繰り返したりする場合は、しばらく時間をあけて、腸の動きが良くなってから始めるほうが無難です。脱水が進行したり、吐き気が強くなったりするなど、本人の状態が悪い場合は無 理せず、医療機関を受診したほうが良いでしょう。

また、ロタウイルスはワクチンがあります。今は有料ですが、症状を軽減させることも出来るのでおすすめです。