公益社団法人 前橋市医師会

子宮頸がんは予防できるか?

2010年09月01日掲載
横田 英巳(前橋市医師会)監修

HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスにはいろいろなタイプがあり、その中には子宮頸がんの原因となるものが含まれます。HPVに感染する原因の多くは性行為によるものです。
成人女性の約半数に何らかのタイプのHPVの感染既往歴があり、そのほとんどが一時的な感染で自然治癒していると考えられています。自然治癒せず持続感染が起こった場合、子宮頸がんになる可能性があるのです。
現在産婦人科では、細胞診による検査とHPV検査によって、将来子宮頸がんになるリスクがあるかどうかを、ある程度予測することができるようになりました。そのため、若年層から検査をすることをお勧めします。
また、HPVに対するワクチンの開発で予防接種もできるようになりました。このワクチンの接種により、ある一定のタイプのHPVに対しては感染のリスク がかなり下がりますので、性行為前の年齢での接種がより効果的です。特に中学生の子どもを持つ家庭は、ぜひ産婦人科に問い合わせてください。