公益社団法人 前橋市医師会

予防のできる子宮頸がん

2016年04月30日掲載
田村 友宏(前橋市医師会)監修

近年、若い女性に子宮頸がんが増えています。20代・30代の女性が患うがんで最も多く、予防や早期発見の 重要性を認識する必要のあるがんといえます。

子宮頸がんは子宮の入り口の子宮頸部にできるがんです。初期の頃には自覚症状がほとんど無いため自分では 気付きにくいがんの一つです。原因は、主にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すること。一般に性行為で感染します。性行為の経験のある女性の約8割が一生に一度は感染すると言われていますが、ほとんどは免疫力によって排除されます。感染した人のうち約1%未満の人に発症し、数年から数十年以上かけてがんになります。そのため、定期的な検診を受ければ、がんになる前の段階で発見でき、治療が可能です。予防できるがんですが、日本での検診受診率は、23.7%と医療先進国の中でも最低水準。まずは、お近くの子宮頸がん検診施設で、検診を受けてみましょう。