公益社団法人 前橋市医師会

アトピー性皮膚炎〜スキンケアの重要性

2019年03月31日掲載
大川 司(前橋市医師会)監修

 アトピー性皮膚炎の患者さんは、肌の水分を保つ上で重要な役割を担うフィラグリンという物質の産生が低下している人が多いことが研究から分かってきました。フィラグリンが少なくなると、肌は乾燥し、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。そのため。少しの刺激で も痒みが出たり、菌やアレルギー物質が容易に皮膚に侵入して炎症を起こしやすくなると考えられています。このことからも分かるように、肌を清潔に保ち、保湿・保護することがアトピー性皮膚炎ではとても重要なのです。汗をかいて汚れが付着したら、濡らしたタオルで拭いましょう。毎日入浴やシャワー浴をして、1日2回、炎症がない部位も含めて体全体に保湿剤を塗るようにしてください。そして、医師の指示のもと、適切な治療を続けることが大切です。