公益社団法人 前橋市医師会

おなかの弱い人

2019年02月28日掲載
小林和弘(前橋市医師会)監修

頻繁にお腹が痛くなり下痢などの便通異常を伴い、排便でその症状が軽快する人は過敏性腸症候群IBSという病気かもしれません。
かつては慢性腸炎や便秘症として治療されていました。
IBSは男性に多い下痢型、女性に多い便秘型、下痢と便秘を交互に繰り返す混合型に分類され、先進国の20から40歳代に多く、10から15パーセントの有病率というデータもあります。
検査で原因となる悪性腫瘍や炎症といった器質的疾患が無いにもかかわらず、腹痛や腹部膨満、便意でトイレに駆け込む逼迫便意と、日常生活に支障を来し生活の質を損ないます。
疾患自体には生命に関わる心配はありませんので診療を受け適切に治療すれば症状は改善します。
しかし、そうした症状の中には悪性疾患や炎症性腸疾患などの別の病気の可能性もあるので、症状があれば医療機関を受診しましょう。