公益社団法人 前橋市医師会

おしっこに血が混じっていたら・・・

2011年02月01日掲載
小野 芳啓(前橋市医師会)監修

血尿は泌尿器系の病気のサインかもしれません。多いのは女性のぼうこう炎など排尿痛や残尿感を伴う尿路感染症によるもので、抗生物質で治ります。ま た、尿路の結石も比較的多く見られる血尿の原因です。しかし、血尿の陰には腎臓・尿管・ぼうこう・前立腺・尿道などの腫瘍が隠れていることがあり、血尿以 外の症状がないときこそ医師の診察と検査を受けましょう。
健康診断の尿検査で尿潜血(自分では気づかない血尿)を調べるのは、これらの泌尿器系の腫瘍を早期に発見することが目的の一つです。潜血反応があった場 合には、健診先の保健師やかかりつけ医に相談しましょう。診察では、顕微鏡による検尿検査で尿路感染がないか調べたり、超音波画像診断(エコー検査)など を行ったりします。場合によってはぼうこうの内視鏡検査や血尿の中にがん細胞がないか調べる尿細胞診などを行います。体への負担は少なく診察できます。
血尿は、治療の必要のない状態から薬治療や手術などが必要な状態まで、さまざまです。適切な治療を行うためにも自己判断せずに医師に相談してください。