公益社団法人 前橋市医師会

緩和ケアで自分らしい生活を

2018年09月01日掲載
萬田 緑平(前橋市医師会)監修

「緩和ケア」とは、がん患者さんの疼痛や呼吸苦、心の辛さなどを和らげ、患者さんとご家族にとって自分らしい生活を送れるようにするためのケアです。がんにまつわる症状が出現した人や積極的治療をしたくない人、 治療をやめた人だけでなく、症状がなくてもがん治療と並行して行えます。がんへの積極的治療だけががん治療ではなく、緩和ケアも立派ながん治療なのです。

しかし現在の日本にはそのシステムや紹介するがん治療医師、引き受ける医師や診療所もわずかです。まだまだ緩和ケア医師が少ないため最後のところしか引き受けられていないのです。人生の最終章を穏やかに暮らすことを手伝う医療、それが緩和ケア、という認識ができてくることを願っています。