公益社団法人 前橋市医師会

子どもが耳を痛がったら

2018年08月01日掲載
豊田 実(前橋市医師会)監修

 子どもが耳を痛がったら急性中耳炎かもしれません。
急性中耳炎は風邪で鼻水が多い時に、細菌やウイルスが鼻の奥と中耳をつなぐ管(耳管)を通って中耳に入って炎症を起こす病気で、3歳以下の子の80パーセントがかかるといわれています。
症状には「耳が痛い」の他に「耳だれ」、「発熱」、「耳がふさがった感じ」などがあります。
話せない乳児の場合は機嫌が悪かったり、耳をよく触るなどの仕草があったりすると急性中耳炎の可能性があります。
周囲の人がそのサインに気付くことが早期発見のカギです。
治療は重症度によって異なりますが、原因である細菌の増殖を抑えるために抗菌薬を、熱や痛みがひどい時は解熱剤や鎮痛剤を投与します。
重症例や薬の効果がない場合は鼓膜切開が行われることも。
集団保育に通っている子どもは急性中耳炎を繰り返しやすく、重症化、難治化しやすいのできちんと治療することが大切です。